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赤ちゃんポストを創設、慈恵病院の蓮田太二理事長が死去

2021-02-26

 親が育てられない赤ちゃんを匿名で預かる「こうのとりのゆりかご」(赤ちゃんポスト)の創設者で、熊本市西区の慈恵病院理事長兼院長の蓮田太二(はすだ・たいじ)さんが25日、心筋梗塞(こうそく)のため死去した。84歳だった。葬儀・告別式は近親者のみで行う。28日午前10時~午後5時、同市西区島崎2丁目のカトリック島崎教会で献花を受け付ける。花は慈恵病院が用意する。 【写真】こうのとりのゆりかご(赤ちゃんポスト)。女性は病院のスタッフ=2020年3月18日午前11時39分、熊本市西区、白石昌幸撮影  1936年1月、台湾生まれ。父親は本居宣長研究などで知られる国文学者の蓮田善明。62年に熊本大学医学部を卒業し、翌63年に同大産科婦人科学教室に入局。69年から慈恵病院に勤務し、71年に同病院長に就任した。  2007年、自身が理事長を務める慈恵病院に、「こうのとりのゆりかご」を日本で初めて設置した。20年3月末までに155人が預けられ、望まない妊娠や生活困窮などに悩む女性らの受け皿となっており、預けられた赤ちゃんは養父母の家庭や児童養護施設などで育てられてきた。  19年には、予期せぬ妊娠をして匿名を望む母親が、病院にだけ身元を明かした状態での「内密出産」の仕組みを日本で初めて導入。赤ちゃんの遺棄事件などを未然に防ぎ、母子の命を守る活動にも尽力した。著書に「ゆりかごにそっと」(方丈社)などがある。(白石昌幸)

朝日新聞社

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